Herb – Peppermint

ハーブの香りは、気持ちをほっとさせてくれます。

最初に本格的に勉強したのが、メディカルハーブで、成分、効用などをしっかり学びました。メディカルハーブは、美容と健康管理に用いる植物療法です。

ハーブは、ご存知のように、お茶、お料理、お菓子、コスメ、入浴剤、芳香剤、クラフト、園芸など、本当に色々な分野で、楽しめます。

ハーブを取り入れた生活を楽しむようになって、身体の調子がよくなったように思います。成分ももちろんですが、香りの効果もあるようです。

以前、Jasmin Styleの由来のハーブ、ジャスミンをご紹介しましたが、今日はおなじみのペパーミントをご紹介します。

清涼感あふれる香りのミントは、お料理、お菓子、飲み物、お酒、芳香剤、歯磨き粉、化粧品など、色々な香り付けに使われる、ポピュラーなハーブです。また、綺麗なグリーンの葉は、飾りにもよく使われています。

日本在来のハッカ(ニホンハッカ)は、メントールの含有量が多く、薬用には優れていますが、お茶やお料理には、メントール臭が強過ぎ、味も苦みが強いので、適しません。

ペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントの交配といわれており、アメリカ、イギリス、イタリア、日本他多くの土地で栽培されていますが、イギリス産のペパーミント油が、一番品質が優れていると言われています。

精油の効能としては、消臭、抗菌、リフレッシュ効果、虫除け、また呼吸器系の障害にいいとされています。ミントの香りは、心身ともにリフレッシュさせてくれます。

学名:Mentha piperita
和名:西洋ハッカ
科名:シソ科
作用: 鎮静、鎮痙、刺激、消化機能促進、発汗促進、抗酸化、制吐、収斂など
適応:消化不良、痛み、吐き気、胃腸炎、リラックス、注意力散漫、眠気、神経痛、風邪、花粉症など多岐

ミントの種類は約30種類あります。ペパーミントが一番ポピュラーですが、いくつかご紹介します。

ペパーミント:強い清涼感がある、ミントの代表。ハーブティー、お料理などあらゆるものに使われています。 ブラックペパーミントとホワイトペパーミントがあります。

スペアミント:ペパーミントと並んで、ミントの代表格。ペパーミントより刺激が少なく清涼感の中にも甘さを含んだ香りがあります。

クールミント:主成分がメントールで、清涼感があります。ガム、歯磨き粉などに利用されています。

アップルミント:葉は厚みがあり丸く明るいグリーンです。葉に毛が生えていてウーリーミントともいわれます。リンゴの甘い香りが特徴のミントです。ハーブティー、サラダ、ポプリなどに。香り違いで、グレープフルーツミントもあります。

パイナップルミント:アップルミントの斑入り種です。葉に白またはクリーム色の縁取りがあり、綺麗です。ハーブティーに。

オレンジミント:光沢のある葉で、オレンジの香りがします。ハーブティーに。

バナナミント:バナナの甘い香りがします。ハーブティー、お菓子に。

オーデコロンミント:葉が大きく、濃い緑色で、茎が紫がかっています。柑橘系の、いい香りで、化粧品などに利用されます。ハーブティー、ハーブバスに。

ブラックミント:葉と葉脈が、紫色で、つやがあります。ハーブバスに。

ペニーロイヤルミント:可愛らしいピンクの花が咲き、地面を這うように伸びるハーブで、香りの芝生を作ってくれます。防虫効果もあるといわれています。毒性があるため、食用はできません。押し花などのクラフトに。

ギリシャ神話にミントの名前の語源があります。Mentha(ミントの属名)は冥府の王ハーデスに愛された、ある美しい女性の名前でした。王の妻ペルセポネーの嫉妬により、草に変えられてしまったといわれています。ミントが清涼感のある香りを放つのは、草に変えられてしまったメンタが、自分の場所を知らせるために、芳香を放つようになったともいわれています。哀しいけど、ロマンチックなお話ですね。

また恋人にプレゼントを贈るとき、ミントを添えると、『よそ見しないで、私だけを見て。』という意味になるそうです。

ハーブの適応などは、本によって少し違うと思いますが、参考にして頂けたらと思います。

奥が深いハーブの世界、これからも楽しみながら、勉強していきたいと思っています。

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